診療内容
一般皮膚科
脂漏性皮膚炎
Q. 脂漏性皮膚炎ってどんな病気?
A. 皮脂腺の分泌が活発になると、肌の上に皮脂がたまります。紫外線やマラセチア菌によって皮脂が脂肪酸に分解されると、炎症を引き起こすことがあります。これを脂漏性皮膚炎といいます。マラセチア菌は、皮膚に普通に存在しているものですが、脂漏性皮膚炎の患者さんの肌の上では、マラセチア菌が異常に増えている場合があります。脂漏性皮膚炎のできやすい場所は、頭、耳の中、眉、鼻、胸など、皮脂の分泌の多い場所や、腋の下など皮膚がよく擦れる場所です。
Q. 治療はどうするの?
A. 炎症がある場合、ステロイドの塗り薬を使用します。炎症がおさまれば、抗真菌薬を外用します。 かゆみが強ければ、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬を使用します。 ビタミンが不足していると考えられる場合は、ビタミンの内服を行います。
Q. 脂漏性皮膚炎を悪化させる要因は?
A.
●ストレス
●寝不足
●入浴不足、洗顔不足による皮脂の貯留
●ビタミンBの不足
●便秘
Q. 生活の中で注意することはありますか?
A.
●毎日入浴し、皮膚を清潔に保ちましょう。
●牛乳、卵、ホウレンソウ、トマト、キャベツ、しいたけ、豆、きのこ、海藻、こんにゃく、果物などを積極的に摂取しましょう。
●よく寝るようにしましょう。
●脂肪分、甘いもの、コーヒー、アルコール、香辛料などの皮膚に悪影響を与える食品は摂りすぎないようにしましょう。