診療内容
一般皮膚科
癜風(でんぷう)
皮膚常在菌であるマラセチア属による真菌感染症です。気温が高く、湿度も高い夏に症状が悪くなります。冬には症状が軽くなりますが、再発することも多いです。首、胸、背中に特にかゆみのない、境界がはっきりとした細かいフケをつけた茶色や白、淡い赤い斑がたくさんできます。男性にやや多く、こどもから中年、汗っかきの人、スポーツ選手などに多く見られます。診断は、フケを少量採取し、顕微鏡でマラセチア菌がいるかどうか確認します。マラセチア菌に対する外用薬を数週間塗布することで治ります。広範囲に発疹がでていて、塗り薬で治療するのが難しいときは、飲み薬で治療します。再発予防には、抗真菌成分入りの石鹸を使用するのがよいでしょう。ときどき、治癒後に色素脱失が残ることがありますが、これは自然に治るのを待ちます。
日常生活の注意点
特にありません
人に感染しますか?
皮膚の常在菌であるマラセチア菌が原因であり、人には感染しません。